今日のリフレッシュに!正しい入浴のススメ

5月も後半戦に突入し、疲れが溜まってくる頃ですね。
また、梅雨に向かいジメジメとした湿気が漂い始めています。
季節の変わり目でなかなか気分が上がらない人も多いのではないでしょうか。


今回は「入浴」をテーマに、温泉ソムリエの私が、毎日頑張り疲れた体をリフレッシュする
ご自愛方法をお伝えします!


湯舟とシャワーどっち?

お風呂の際、湯舟とシャワーどちらの利用が多いのでしょうか?
調査によると以下の結果がわかりました!

全体の割合をみると、シャワーのみ利用する人が52%、湯舟につかる人が48%とあまり差は無いように見えます。しかし、年代別で見てみると、若い年代にシャワーのみ利用する人が多いことがわかります。(LINEリサーチ調べより)

ササっと汗を流せてすぐに休めるのがシャワーの良いところ。空いた時間でテレビをみたり、ゲームをしたりと好きなこともできるため、時短で気分の切り替えやリフレッシュができます。

けれども、たまにはゆっくり湯舟に使ってみるの心身のご自愛に効果的ですよ!


入浴のポイント

そもそも、「正しい入浴方法ってなんだろう」「湯舟につかるだけじゃない?」と思われる方が多いと思います。しかし、いくつかのポイントを気を付けておくだけで、普段のお風呂時間がより有意義になるのです。


・入浴前後に水分をとる

入浴することで発汗し、血液粘度が高まり血液がドロドロの状態になります。
そのため、入浴前後にコップ1杯分の水分を取ることがポイント。

具体的には入浴前15分前までに水分補給をしておくと血液サラサラになりやすいです。
また、熱で失われやすいビタミンCを含んだオレンジジュースやビタミンC飲料、発汗で失われやすい成分に近い成分を含んだスポーツ飲料もオススメです。


・入浴前にはかけ湯をする

温泉にいくと”かけ湯”をしている人を見かけますよね。
これは、温泉に入る前に体の汚れをあらかじめ落とすマナーのほかに、温泉の船室や温度に体を慣らすためでもあります。

普段の入浴でも、心臓から遠い足先から順にかけていきましょう。
そうすることで、体に負担なく湯につかることができます。


・頭には濡れタオルをのせる

入浴中の危険要素のひとつにのぼせ・立ちくらみがあります。
入浴することで血の巡りが良くなる分、頭の血流量は減ってしまうからです。実際に、入浴中にのぼせ、上がるときに脳貧血による立ちくらみという事例が数多くおきています。

そのため、頭に血が上りのぼせた時は、冷たい水で濡れタオルを作り頭に乗せましょう。
たちくらみには、お湯で濡れタオルを作ることで、血管が開き血管収縮を防ぐことができます。また、湯舟から上がるときはゆっくり立ち上がり、体への刺激を抑えましょう。


・分割浴をしよう

お風呂は長くつかるイメージがありますが、体の負担を抑える方法として”分割浴”という入浴方法があります。

分割浴はその名の通り1回の入浴を入浴・休憩と分割し、繰り返す方法です。心拍数を急上昇させることなく血流をアップさせ、副交感神経を刺激しリラックスすることができます。
また、湯冷めしにくいことも特徴です。

例えば、「5分入浴→3分休憩→8分入浴→3分休憩→3分入浴」の方法ですと、
「お湯を体に慣らし、じっくりつかり、上がる前に軽く入浴」と一気に長時間入浴するより体に負担なく、バランスよく入ることが可能です。休憩中は頭や体を洗うなどして過ごしましょう。


これらは温泉に入るときだけでなく、普段の入浴の際にも取り入れやすいポイントです。

できそうなものから実践してみてくださいね。


・お風呂の温度と自律神経

普段入浴する際のお風呂の温度は何度くらいでしょうか?
熱めが好きな人もいれば、ぬるめのほうがいい人もいますよね。
そんなお風呂の温度ですが、水温によって人間の神経に様々な影響を与えているのです。

人間の体内には数多くの神経がありますが、内臓などの働きに作用してるのが自立神経です。そのうち、日中など活発になるものが交感神経、リラックス中に活発になるものが副交感神経で、水温によっていずれかが優位になります。


高温浴、冷水浴

42度以上、20度以下の水温です。

交感神経に作用し、特に高温浴は、精神・神経を高ぶらせ血圧を上昇させる等の働きがあります。また、高温浴の温度は一般的に入浴していて気持ちよいと感じる温度で、各地の温泉も42度のものが多いです。

朝の目覚めの際に効果的な温度で、眠っている体が覚醒します。


温浴、微温浴

37度以上、40度未満の水温です。

温浴は(39度~42度)体温より高いため、体を温める効果があります。微温浴は(34度~39度)精神・神経系の興奮を抑え、脈拍を落とし血圧を低下させます。

どちらもリラックス効果があり、発汗により爽快感を感じられます。


このように、水温によって心身に与える作用が変化します。
目的に合った水温で、自律神経の作用を有効に活用しましょう。


入浴と睡眠の関係

お風呂に入ると気持ちの良い睡眠ができますよね。
入浴は睡眠に与える良い効果もあります。


・夕食90分後かつ就寝90分前がベスト

良い睡眠のためには入浴のタイミングが大事。
その理由として、人間には深部体温という脳や心臓などの体内部の温度が存在します。
それらが下がることによって眠くなるのですが、消火により体温が高まったタイミングで乳臆することによりさらに深部体温が高まり、体温の急降下で眠くなるのです。


・寝るときは暗くし、朝は太陽光を浴びる

寝室を暗くすると、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されます。入浴によって副交感神経が作用し、体はリラックス状態にあるため、それらを活用することでより質の良い睡眠が可能です。

寝室を明るくすると、光の刺激で体が覚醒してしまいます。
そのため、寝るときは寝室を暗くし、朝は太陽光を浴びて体を覚醒させましょう。
また、眠い体を起こすために交感神経を刺激する熱いお湯のシャワーもオススメです。

※メラトニンについてはこちら↓

・時間がないときは体の末端を温める

帰りが遅くなり入浴する時間がない方には、足浴・手浴がオススメ。

体の末端を温めることで、血流が巡り全身が温まります。
また、副交感神経を刺激するため、リラックス効果も十分に得られます。


正しい入浴で日々の活力を

入浴することで、毎日にメリハリがつき心身の健康に繋がります。

ゆったりとお風呂時間を楽しみ、リラックスして今日1日頑張った自分を労わってあげてくださいね。













すきぴ

あなたに、わたしに、だいすきを。

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